牛のリベンジモノ

身内でのバーベキュー大会が行われた。厚木で屠殺場の近くに住んでいるという弟はここ数ヶ月肉に対する嫌悪感が甚だしくバーベキュー大会を事態した(というか単に眠かったとかそういうことかもしれない)弟の帰宅後、妹は肉あと3枚しか残ってないよという写真付きメールを送った。30分後、弟は2000円以上する常陸牛のステーキを持って現れた。彼はしきりに「社会人の底力」と連呼していた。その様子をみて叔母が肉の味見を申し出たが、弟は頑に拒否した。そこで叔母は暴挙に出たという感じで肉に食らいついた。すっかり酔っていた叔母はそのままサッカーを始め転んで右手首を骨折した。