2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

縄文かコーカソイドか

映画は読み物か。映画を見る。映画の聞く。しっくり来ない。テクストが喚起する色と匂いと響き。テクストが専ら映像的で映画はテクスト的かもしれない。この区別がそもそも愚劣であるが、映画上での優位性を論ずる遊びは楽しい。文字どうりの意味から潜在的…

アントニオーニの夜とゴダールの軽蔑について書きたいがそれは後日。

感傷的な気分のとき、限りなく1人でいる時間の中で他者の存在を噛みしめている。どうしようもなく孤独であるわけではない。何ものかへ向かって個人が個人の内に語る言葉ではなく、語り得ないことを個人の内から個人の外へ語る瞬間の絶えざる反復が個人から…

生産者としての映画人

映画史に手をかした懐古主義的な映画人が現代の映画人を読むときの中傷は映画の区別だ。便宜の上でアーカイブ化されたジャンルの列挙が批評だと信ずる者がいる。それは襞の切断。多種多様な分岐を切断を強要する愚劣はこのような主体性に満足することだ。少…

秘密基地はカストラート。

秘密基地の音楽は自家カストラートを施した教会なき教会音楽と言えるかもしれない。秘密基地の新作CD『全日本秘密基地連合』を聞きながらそう思った。 安易な創造、と、ここで総括することにする一連の愚劣を弾劾することすら已然として愚劣を愚劣のままに留…

空気に殺される 監督鈴木洋平

次回上映、東京では8月頃。10月に京都の音楽祭で。詳細は後程。

サミュエルエルジャクソンのマザファッカにしびれた

Mr.ブレインの最後は誘導尋問だった。ショックだった。てっきり脳がこう言ってんだから、お前の言い分など関係ない!逮捕!という感じで事件解決するようなドラマと思っていたんだけど、最後は脳科学ではなく誘導尋問で、そうか、やっぱり脳みそ万能主義的な…