『素人アワー』という映画がCREAM ヨコハマ国際映像祭2009 の一次通過したが上映されるかは不明。是非上映されたし。

24シリーズをネットで観る人とテレビで観る人どっちが多いだろう。僕はジャック・バウアーから映画を学んだ。デビット・リンチブルーベルベットデニス・ホッパー悪魔のいけにえ2のデニス・ホッパーではない。24シーズン1の悪役のデニス・ホッパー。リンチよりもジャック。すべての人にリンチかジャックの二者択一を迫られる。リンチかジャックか、と問われればジャックを選ぶ。寅さんは言う「それを言っちゃあおしめえよ。」リンチのインランドエンパイアが公開された頃、フジテレビの軽部さんとどーなってるのの小倉さんの隣にいる人が分からないのがいいんだ。と熱弁していた。リンチはリンチであるしかない。その点、タランティーノのデスプルーフについてしゃべるとき、タランティーノタランティーノであるしかないとは言えない。リンチへの無関心はこのときから始った。フェリーニのことを思わずにはいられない北野武の近年の映画に思うことと本性的差異はない。そこに同一性がないことを強調する。しかし、リンチの作品群には差異はない。監督という著名がすべての映画の特権的な倫理観をもたらすときリンチの作品はリンチでしかない。これは映画そのものではなく。その取り巻きに対する不快感でしかないかもしれない。寅さんでしかありえない失恋とジャックでしかあり得ない殺人とリンチでしかありえないアレ。これをどう語るべきか。僕はブルーベルベットが大好きだ。