リメイク映画にうんざりするって言うのにうんざりする。今夜ドリームキャッチャー放映。最高の見せかけ。

セルジュ・ダネー(ザッピング専門家)
ニュースやドラマ、CM、音楽クリップを批評し新聞にコラムを執筆。

「強いられたモンタージュ
ダネーはアンドレバザンの再評価(リヴェット経由)
ドゥルーズへの影響
イマージュを奪い去り隠蔽する装置とするとしてのテレビ。
映像とヴィジュアルを区別する。
ヴィジュアルとは「エレクトロニクスのスペクタクル」を延々と放送するもので、切り返しショットなき自己完結したもの。
映像のイマージュはそれ自体で完結することはなく、常に何かが欠けていて、観客である他者を抱きかかえる。

その区別は破壊され映画が飲み込まれつつあるが瀕死ではない。新たな活気を帯びている。
純粋に光学的・音響的な状況をブラウン管に発見する。


未だ無視され続けるモンタージュが微かに現れる。それはテレビドラマ『24』リアルタイム。小休止としてのCMの役割。

テレビのモンタージュの種類
 資本家の喚起
 音響的なイマージュの連鎖(台詞・音楽など)
 光学的なイマージュの連鎖(登場人物、またはその服装、年齢設定など)
 ゴシップの喚起
 無関心またはイマージュの見せかけ(CMの放映順にはアンチ・モンタージュが強いられるが、映像はモンタージュされざるを得ない。)
 情念のモンタージュ(いつも無根拠な戯れでしかない。それは本当に1度かぎりで反復される。)